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「はっ!‥‥ん?」
目を開けるとそこは見慣れた教室。だが、クラスメートたちは全員こちらを見ている。もちろん、先生も。
「いきなり立ち上がってどうした」
「え?あ、なんでもない‥です‥‥」
大人しく座る俺。
「そうか」
先生は黒板の方を向き文字を書いていく。クラスメートたちはそれをノートに写す。
何か忘れているような‥‥‥
「あ、魔王!!」
ちょうど手元にあった定規を手に取り立ち上がる。
また注目を浴びる俺。
「‥‥誰が魔王だって?」
そういえば、この先生も魔王って呼ばれてたな。
しかも何回か本人にばれてるし。
確かチョーク投げの魔王だったはず。ほら、今にもチョーク投げそ‥‥投げた!
チョークは一直線に俺に向かって飛んでくる。
ふっ、この程度【神剣クランベル(15㎝定規)】で切り刻んでやる!
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