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「うがっ!」
チョークが額に命中する。
くそ‥‥意識が飛びそうだ‥‥
机に両手をつき意識が飛びそうになるのに耐える。
こんなことなら変なこと考えてないで早めに避けておけば良かった。
「ほう、耐えたか。だが次で終わりだ!」
赤色と黄色のチョークを手に取る先生。
「必殺!【雷炎槍カルディクスピア】!!」
ネーミングセンス‥‥
先生の手から放たれたチョークは先ほどよりも数倍速くなっている。
「くっ!!」
【神剣クランベル】で防ぐが弾かれる。だが、そのおかげで軌道がずれ、俺に当たることはなかった。
「なかなかやるじゃないか。これはどうかな?」
赤、青、黄のチョークを手に取る先生。
「くそっ‥‥ここまでか‥‥」
先生、これで死んだら一生恨むッス。
「奥義!」
キーンコーンカーンコーン
授業終了のチャイムが鳴り響く。
「ちっ‥‥」
先生、生徒の前で明らかな舌打ちは良くないと思いまーす。
俺は助かった。神のチャイムによって。
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