いち

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「っていう夢を見たんだ」 俺は弁当を食べながら友人Aに夢について話した。 「ふーん、二重の夢って良くあることじゃん」 くだねぇ、って目で俺を見下すA。 「良くあることなのか?」 「俺は見たことない」 Aはそう言い、俺の弁当から唐揚げを拉致する。 「それ最後の一個‥‥」 唐揚げを美味しそうに食べながらAはこう言った。 「気にすんな。夢も唐揚げも」 目潰ししました。 目がぁ!目がぁぁ!とか言って目を押さえ、床でのた打ち回ってるAの弁当を全て美味しく頂きました。 Aよ、自業自得だ。 その後、午後の授業を受け終え、放課後になる。 何の部活に入ってるわけでもなく、委員会も生徒会もやってない俺はAと帰路に就いた。 玄関で友人Fと遭遇し、Fも一緒に帰ることになった。
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