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「っていう夢を見たんだ」
俺は弁当を食べながら友人Aに夢について話した。
「ふーん、二重の夢って良くあることじゃん」
くだねぇ、って目で俺を見下すA。
「良くあることなのか?」
「俺は見たことない」
Aはそう言い、俺の弁当から唐揚げを拉致する。
「それ最後の一個‥‥」
唐揚げを美味しそうに食べながらAはこう言った。
「気にすんな。夢も唐揚げも」
目潰ししました。
目がぁ!目がぁぁ!とか言って目を押さえ、床でのた打ち回ってるAの弁当を全て美味しく頂きました。
Aよ、自業自得だ。
その後、午後の授業を受け終え、放課後になる。
何の部活に入ってるわけでもなく、委員会も生徒会もやってない俺はAと帰路に就いた。
玄関で友人Fと遭遇し、Fも一緒に帰ることになった。
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