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「ノエル君まだ居たの?」
エリーシャがため息混じりに言った
「ノエル君?まっまさか!」
エリーシャの言葉に反応しノエルの居る方を見たルイスは言った
「ノエル様!どうして学園長室に居るのです!!」
「ノエル様!居るなら居ると言って下さい!
恥ずかしいです!!」
今までの事を全て見られていたと分かり、耳を真っ赤にしているエレン
「えっ!! ノエル君がノエル?
じゃあギルドバーツって苗字は?」
「ああ!それは王様が用意した偽名ですね、なぁ鉄仮……エレン」
エリーシャに怒られた事がトラウマになったルイスは慌てて言い直した
「はい、ノエル様が姫様の義弟君です。」
2人の言葉で、エリーシャの目がエレンと会った時以上に輝いた
「本当?本当に本当?
遂に…遂に来た!o(`▽´)o
待ちに待った時が来た!紆余曲折此処まで来るのに10年も掛かるなんて………ノ・エ・ル・ちゃーん逢いたかったよぉー!」
泣きながらノエルに飛びかかるエリーシャ
「離してぇー、く、苦しい」
抱き着かれてバタバタともがいているノエル
「嬉しそうですね姫様、でもノエル様何時もと少し違う気がするのですがエレンはどう思いますか?」
「確かに、私のノエル様なら王様に抱き着かれてもあそこまで抵抗しないわ……まさか!」
「エレンが考えているのは、アレですか?
まさか!それは無いですよ!
ノエル様も魔研の皆に散々怒られていますし」
「だが、ノエル様なら私達が居ない隙にやる可能性が有る。」
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