老紳士の正体

9/9
前へ
/56ページ
次へ
「エリーシャ、そろそろノエル様の所に行きますよ!」 所が戻り 「ルーくん、素が出てますよ?」 「っ! スイマセンでした!」 ルイスはノエルに指摘されて、慌てて土下座した 「若様、私達を放置しないで頂けますかな?」 老人がエレン達を連れて二人の所にやってきた 「ギャリック、ゴメンね。 でも、三人とは挨拶出来たでしょう?」 「ノエル様、結局誰なんスかその人?」 「ルーくん、ギャリック…あっ、ギャリソンは僕の執事ですよ」 「なんスかそれ、何で執事が軍人より強いんスか!?  ヒドイッス!! もう立ち直れ無いッスよぅ~」 「ルイス殿、貴方はまだ若い。 焦らなくても良いのです。 もっと、沢山の事を経験し、学びなさい」 ルイスの目線に合わせ、屈んで優しく語り掛けるギャリソン 「ルー君、良かったですね。 ギャリックは見所の有る人にしか言わないんですよ!」 「本当スか? ダメダメの俺っちにも見所が有るんスか?」 「ルイス殿、先程は貴方を試してしまい申し訳ない。 貴方達なら若様を任せられる、そう思いましたぞ!」
/56ページ

最初のコメントを投稿しよう!

25人が本棚に入れています
本棚に追加