ギャリソンの来た理由、ノエルの来た意味

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「…………キモッ! なっ何この剌命! 最後は只の手紙じゃない!」 エリーシャは溜まらずに口走った 「エリーシャ、どうしたの?」 エレン逹が声を掛けた 「エレン、セレナ、ルイス、これ読んで見れば判るから」 「「「……………キショッ!!」」」  「何なんスかこれ!? キモいッス!! 俺っち仕え先間違えたッス!!」 頭を抱えたルイス 「ち、違うぞルイス! 私達が仕えているのはノエル様だ!! 国に仕えてなど断じて無い!」 エレンはルイスを諭す様に自分に言い聞かせる     「「ブツブツ……………」」  「ね…ねぇ、ギャリソンさん、何で勅命書に血が付いてるのかしら?」 セレナは苦笑いしながら聞いた 「それはですね、バ…王が若様の事で暴走しまして、 大臣達が血を流す想いでお諫めした所存です」 セレナに対し満面の笑みで答えたギャリソン 「そ…そう……(陛下の事、馬鹿って言おうとしなかった?)」 「その様なこと有りません。 私如きが侮辱出来るお方では無いのですよ」 (さらりと、私の心を読まないでよ……) 「おや、私とした者が、お嬢さんに失礼な事を、 セレナ殿、申し訳ない。」 そう言って、頭を深く下げる 「セレナ、ギャリソンさん、ちょっと良い?」   今まで、自分の世界に居たエレンが声を掛けた 「如何されました? エレン殿」 「大臣達の血を流す想いとはどういった事?また、 陛下に対し様を付け無いのは何故かしら?」 「エレンの言う通りね!」 「それはですね、大臣達は若様を想い、 暴走する王を壁に投げ、調度品などを使い頭を何度も殴りなんとか机に括り付けたのです! 大臣達の想いに触れ、王は目から血を流し口から血を吐き自分の愚かさを知ったのです! 」       回想~執務室、王と大臣達の真実~は次のページです
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