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魔法は聖皇暦2090年に確立された。
それまでは、指先から火が出るなどの異能だと思われていた。
次第に世界中で異能を使った犯罪が蔓延し、人々は恐怖した。
そんな中、異能犯罪者に対抗する手段が書かれた謎の本が世界中の国々に突如として出現し、瞬く間に広まっていった。
謎の本は後に魔道書と呼ばれる様になる。
魔道書のお陰で異能犯罪に対処出来る様になり、各国がこの魔道書の出所を捜す様になりその結果、著者がｱｳﾞｧﾝｼｱ王国に居ることが判明したのが、
聖皇暦2089年６月２１日の事である。
そして
世界各国の国王がｱｳﾞｧﾝｼｱ王国に集まり、魔道書の著者を欲しがり議論になったが、著者がｱｳﾞｧﾝｼｱ国民である事から国王がそれを拒否した。
その後、色々と問題はあったが、ｱｳﾞｧﾝｼｱ王国が国王、ﾘﾁｬｰﾄﾞ・ﾛｯﾍﾟﾝﾊｲﾑ・ｱｳﾞｧﾝｼｱ はこの者を探し出し、魔道の管理を旨とした組織を創る事に決まった。
これにより、ｱｳﾞｧﾝｼｱ王国の下で魔法は管理される事になり３ヵ月続いた会談は終わった。
聖皇暦2089年10月1日
この３ヶ月に渉った話し合いが、全国家の王や元首が集まった史上初の会議である。
この会議が後に第一回世界連合会議と呼ばれる物である。
著者を捜すが見つからず諦めかけた時、ﾘﾁｬｰﾄﾞ王が３年前に養子にしたﾉｴﾙ・ﾛｯﾍﾟﾝﾊｲﾑ・ｱｳﾞｧﾝｼｱが魔道書を書いた事が判明 した
魔道歴史研究家 ｾﾛ・ｸﾛｲﾂｧｰ 著
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