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「おっ‥お主達、目が怖いんじゃが……」
「失礼ですよ陛下………」
「サリエル、お主持っている物は何じゃ?」
「陛下、大臣は何も持っていませんよ」
文官の1人が言った
「持っておる!持っておるじゃろっ!!」
「陛下、これの事ですか?ドラゴンの銅像ですよ!
まぁ、空想の産物ですがね!」
「何で持ってるのかと聞いておるのじゃ!」
「さぁ? 気が付いたら持ってました!」
焦るリチャードに対し、サリエルは笑顔で言った
「殴るのか!?儂を殴るのか!?」
「仰せと有らば!」
「いやいや!儂も心を入れ替える!
(これで大丈夫じゃろぅ、サリエル覚えておれ!)
だから、考え直すのじゃ!」
「分かりました。」 ゴン!
「イタッ!納得したのに何故殴ったのじゃ!?サリエル!
(死刑じゃ!死刑にしてくれる)」
「死刑ですか……陛下、先ほどから失礼ですよ」
「まさか!?読めるのか?」
「はい!くっきりまるっとお見通しです!」
ゴン!ドカッ!バキッ!バッターン!
「グハッ!ゴホッ!ウオッ!や″めでぐれ………だずげでぐだざい″……」
泣きながら謝るリチャード、その様子は顔面血だらけだった
「仕方無いですねぇ…これからは執務をしっかりとして下さい。判りましたか? そして、
私達家臣に大いに感謝して下さい」
サリエル達5人も返り血を沢山浴びていた
「はい…感謝してます……これからも儂を支えて下さい」
「おや? 王よまた転んだのですか?」
「ギャリソン!? 居たのか!?」
「はい、最初から」
「居たのなら、何故助けぬ!?」
「王が滑稽で面白いからですよ」
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