*図書室の君*

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「修!!今日も図書室?」 放課後、クラスで一番仲がいい雅人が突然聞いてきた。 「うん」 「勉強熱心だねー。じゃあいいや。お疲れ!!またな」 何か用だったのかそう言って雅人は帰っていった。 それに、俺は図書室に勉強にいっているのではなく、『図書室の君』に会いに行ってるのだ。 雅人は勘違いしてる。 そして俺はいつものように図書室に足を運ぶ。 -ガラッ- 「あ、修くんいらっしゃい」 「どーも」 もう仲良くなってしまった図書委員の子に挨拶し俺は彼女の姿を確認する。 いた。 いつもの席。 やっぱり分厚い本を読んでいる。 俺は彼女の近くに座り勉強を始める。 これが俺の日課。 俺が通いはじめてから今ままで彼女が来ていなかったことはない。
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