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…………
男「ん?ここは何処だ?」
女「山本警部!山本警部!
やっと起きられましたか。」
山本「………」
女「も~、心配したんですよ。イキナリ犯人が分かったとか言って警察署を抜け出したかと思えば、連絡は全く着かなくなるし、私が必死に探しだして事件現場の山中で見つけたかと思えば、山本警部が頭から血を流して倒れているんですもの。犯人に殴られて死んじゃたのかと思いましたよ。
で、犯人って誰だったんですか?
分かったんですよね。私達にも教えてくださいよ。」
山本「…………」
美知「な~に黙りこんじゃってるんですか。ほんと山本警部はいっつもですよ。
そんなにも部下を信用出来ないもんですかね~。
いっつもいっつも一人で事件追っかけて
まぁ~、はた迷惑なこと。ありゃしない。
まっ、何やかんや言っても最後には事件解決しちゃてますけどね。
ほんと一人でよくやりますわ。
もう、天才としか言い様が無いですものね。」
山本「………
君、さっきから何の話をしているのかね。何のことだかさっぱりなのだが……」
女「も~~。何を言ってるんですか警部。警部の追いかけてる事件の話ですよ。忘れちゃたんですか?」
山本「だから、何の話をしているのかね。私は何のことかさっぱりだ。
第一、君は誰なんだい?」
女「何の冗談を言ってるんです。そんなこと言われてもオモシロクも何ともないですよ。」
山本「すまん。冗談のつもりでは無い。本当に見に覚えがないのだ……」
女「………
もしかして、殴られたショックで全部忘れちゃた!?
これって
記憶喪失ってやつ!??」
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