妄想

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やれやれと言うように彼は肩をすくめ首を振ります。 銀糸のような髪がサラサラと舞いました。私の癖毛黒髪とは大違いです。 頭の中身が花畑だと外面も美しくなるのですかね。僻み。 「ああ、それでさ、異世界へ行けないなら、異世界から召喚して聞いてみようかなって、……マリベル?」 「何考えてんだこのガキぁ(それは面白そうなお話ですね。)」ゴキャッ   あ つい本音が。 「うぇえ~マリベル……痛いょぅ……愛の鞭?」 ……すみません手加減してしまいました。次からは本気でまいります。 「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい!!」 「ふぅ……では一度帝王学は置いて歴史学からいきましょうか?」
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