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するとどこから来たのか黒い瞳に蒼いおかっぱ頭の少女が2人の目の前に現れた。
少女の左頬には黒い歪んだスペードマークが刻まれている。この少女に至っては制服ではなく一風変わったいわゆる和風ゴスロリスタイル。
「話、聞いてた?ルル、どう思う?」
「ん~、ボクは姫無事だと思うんだけどぉ~。いないままだと心配だよねぇ~。」
「ちっ、手分けして姫を捜すぞ!」
「捜す…。手掛かりは?」
その言葉に落胆する茶髪を横目に蒼いおかっぱ頭がにっこり笑みを浮かべながらただ一言を余韻のように残しながらスルリと消えていった。
“ボクがサガスヨ…”
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