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「ちくしょう……平民の癖に大天使とか有り得ない!」
「ふふふ、これがあれば強い使い魔が来るはずだ!」
「この二人以上の血が再びッ、強い使い魔を生み出すのだッ!」
そういって、血の入った瓶を魔法陣に垂らそうとしているどこかの貴族がいた。
琴「まずいぜ!ここで時を止めてもヤツまでは遠すぎる…間に合わねえッ!」
フ「琴羽さん!“時”を止めてッ!あの瓶の中の血を垂らさせないでッ!」
「いいや!“限界”だッ!垂らすねッ!今だッ!」
操「ACT 3 ……じゃなくて、グラビティ。」
ズン!血を垂らそうとした時、突然瓶を持っていた手が地面にめり込んだ!
操「こうすれば良いんだよ。」
琴「おい……操。そのめり込んだ手はどこにある?」
操「そりゃ魔法陣の上だよ……」
「あぁぁぁぁやっちまった!!!」
ピカー
「貴様が呼んだのか?」
案の定、巨大な鎌も持った黒ずくめの死神がやってきた。
「そうだ!使い魔になれ!」
「ふっ……断る。貴様には死んでもらう。」
シュン
死神が巨大な鎌で貴族を切り裂こうとした瞬間…
ガキンッ
へ「待って下さい!彼を見逃してあげて下さい!」
ヘンリー先生が教師としてなのか…生徒を庇おうとしている。
死神「それは出来ない相談だ…邪魔をするなら貴様も殺すぞ。」
ヘ「なら、戦うまでです!」
死神「仕方がない。殺るか……」
シュン
ガキンッ
俺は巨大な鎌で死神の鎌を受け止める。
琴「それは駄目ですよ……ヘンリー先生。」
気持ちは分からなくは無いが……ルールは守らないとね。
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