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死神「では……殺すとするか。」
ザクッ
死神は貴族の胸に鎌を差し込む、すると身体に傷が付くことなくそのまま動かなくなった。
案外あっさりとしてるな……
首をはねおとしたりして殺すんじゃ無いんだ……
フ「こんな事言うのも何ですが……案外あっさりと終わりましたね。」
死神「俺は酷いことをしに来た訳じゃ無いからな……」
「では、帰らせて貰う……」
琴「ちょっと待ってくれ。聞きたいことがある。」
「防音結界」
魔神の事は余り他の人に言うのは何だからな……
俺と死神とペッパー以外には聞こえないように防音結界を張った。
琴「魔神のソルトの事だが……今どうなっている。死んでるか?生きてるか?」
死神「ちょっと待ってくれ……閻魔大王から手帳を借りる為に話をさせてくれ。」
そう言うと黒々しい空間を開けだした。
地獄にでも繋がっているのか?
「おーい、閻魔大王……ほら、あれだよ死生者手帳貸してくれ……」
「『なんでって?』って言われても要るんだから貸してくれ。」
「分かった、分かった…後で何か買ってやるから…」
「ちょ…今は人が前に居るんだけど…」
「分かったよ、あっ愛してるぞ…」ポッ
「ほらっ言っただろ早く貸してくれっ!」
「コホン…ほらっ!これが死生者手帳だ。」
琴 ニヤニヤ
ペ ニヤニヤ
死神「何だよ。ニヤニヤして。」
琴「彼女さんですか?」
死神「………悪いかよ。」
ペ「ところでソルトはどうなっている?」
死神「ええっとさ…し…す…せ…そ。」ペラッペラッ
「あったあった…ソルト、魔神で唯一の塩属性の持ち主で、生死は……生きている。」
ペ「生きているだって!どこにいるか分かるか!」
死神「すまないが……生死と基本的な個人情報しか分からないんだ。」
「俺はそろそろ帰らないと彼女……じゃなくて閻魔大王に怒られるから。」
シュン
ペ「行っちゃった……」
琴「落ち込むな…ペッパー、生きていることが分かれば俺が何処にいるのか調べられるから。」
じゃあ何故ソルトが生きているか分からなかったかって?
ペッパーの映像を見てソルトは死んだものだと思っていたからだ。
興味津々(ベリーサーチ)は知りたいことしか知れないからな。
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