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奏太「……(眠くなってきた…)」
隣で流斗達が真剣に授業を受ける中、奏太は頬杖をして霞む視界で黒板を見ていた
先生「これが--で、これが原因により--が起きたと言えます。ここに入る言葉が分かる人~?」
奏太「………(ヤバイ…意識が…)」
奏太は先生の言葉を最後に聞き、遂に意識を手放した…
奏太「…ここ…何処だ?…」
奏太は気が着くと、草原のど真ん中に居た
???「この小僧が本当に我々を受け入れられる器を持っているのか?」
???「えぇ、きちんと訓練をすれば私達より強くなるわ…」
???「それに、人は見掛けで判断してはいけないと言いますし…」
奏太「ッッ!?」
奏太が辺りを見回していると、突然彼の背後に三人の人が現れた
しかしそれは、左から順に、赤、青、緑色に透けていた
奏太「…誰だあんたら…?」
奏太は体から赤い闘気を放出し、三人を威嚇しながら質問した
???「この『三戦気士』を前に随分と威勢が良いな」
奏太の行動に赤い色をした者が腕を組んで偉そうに言った
奏太「…『三戦気士』?」
奏太は思わずその者が言った事を復唱した
何故ならその言葉に聞き覚えがあったからだ
奏太「…(三戦気士と言えば…、百年以上昔にあった『戦魔大戦』の時に活躍した三人の戦気使いの事じゃないか、何でこいつらはいきなりそんな事を…)」
奏太は依然としてその三人を睨みながら思考を巡らせていた
???「私達の事を知っているとは関心ですね」
奏太「!?」
すると突然緑色の者が口を開いた
奏太「…俺は何も言ってねぇぞ」
奏太は警戒しながらその緑色の者に言った
???「ここは貴方の精神世界、私達はそこに入らせて貰っているのです。貴方の思っている事くらい手に取る様に分かります」
緑色の者はすぐに奏太の発言に答えた
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