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奏太「……」
奏太は緑色の者が言っている事の意味が分からなかったが、それ以上の追求を止めた
アルト「取り敢えず自己紹介といきましょうか、私は『アルト=グレイス』、気軽にアルトとお呼び下さい」
サラ「私は『サラ=アズベルト』、サラでいいよ」
暁「俺は『暁繁』(アカツキシゲル)、暁と呼べ」
奏太「…………」
その者達は奏太を無視し、自己紹介を始めた
アルト「さ、次は貴方の番ですよ」
奏太がその突然の行動に驚いていると、アルトと名乗った者が奏太に優しく言った
奏太「え?、あ、あぁ…お、俺は向奏太、奏太って呼んでくれ…」
奏太はいきなりの事に少し戸惑ったが、流れで何とか乗り切った
アルト「奏太ですか、では宜しくお願いします」
サラ「宜しくね~」
暁「宜しく頼む」
奏太「あ、お、おぅ…宜しく…」
奏太が三人に自己紹介をすると、その三人は各々言葉を述べた
奏太は困惑しながらも、それに答えた
奏太「…じゃあ1つ聞いて良いか?」
奏太は一連の流れを聞き終えると、三人に向かって言った
アルト「なんでしょう?」
それにアルトが反応する
奏太「今どんな状況か説明してくれ…」
そして奏太が呟く様に言った瞬間、その声は虚しく草原に響いた
アルト「……………」
サラ「……………」
暁「……………」
奏太の声をバックに三人は固まった
奏太「…あれ?、俺なんか不味い事聞いちゃった感じ…?」
奏太は三人の反応を見て段々と語尾を弱くしながら言った
アルト サラ 暁「忘れてた」
奏太「おいいいいぃぃぃぃぃぃ~~~~!!??」
三人は綺麗にハモり、奏太はそれに勢い良くツッコんだ
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