フルーダ戦気専門学校

5/17
前へ
/165ページ
次へ
奏太「……」 奏太は緑色の者が言っている事の意味が分からなかったが、それ以上の追求を止めた アルト「取り敢えず自己紹介といきましょうか、私は『アルト=グレイス』、気軽にアルトとお呼び下さい」 サラ「私は『サラ=アズベルト』、サラでいいよ」 暁「俺は『暁繁』(アカツキシゲル)、暁と呼べ」 奏太「…………」 その者達は奏太を無視し、自己紹介を始めた アルト「さ、次は貴方の番ですよ」 奏太がその突然の行動に驚いていると、アルトと名乗った者が奏太に優しく言った 奏太「え?、あ、あぁ…お、俺は向奏太、奏太って呼んでくれ…」 奏太はいきなりの事に少し戸惑ったが、流れで何とか乗り切った アルト「奏太ですか、では宜しくお願いします」 サラ「宜しくね~」 暁「宜しく頼む」 奏太「あ、お、おぅ…宜しく…」 奏太が三人に自己紹介をすると、その三人は各々言葉を述べた 奏太は困惑しながらも、それに答えた 奏太「…じゃあ1つ聞いて良いか?」 奏太は一連の流れを聞き終えると、三人に向かって言った アルト「なんでしょう?」 それにアルトが反応する 奏太「今どんな状況か説明してくれ…」 そして奏太が呟く様に言った瞬間、その声は虚しく草原に響いた アルト「……………」 サラ「……………」 暁「……………」 奏太の声をバックに三人は固まった 奏太「…あれ?、俺なんか不味い事聞いちゃった感じ…?」 奏太は三人の反応を見て段々と語尾を弱くしながら言った アルト サラ 暁「忘れてた」 奏太「おいいいいぃぃぃぃぃぃ~~~~!!??」 三人は綺麗にハモり、奏太はそれに勢い良くツッコんだ
/165ページ

最初のコメントを投稿しよう!

44人が本棚に入れています
本棚に追加