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光輝「ちょっ、待って💧」
愛沙「問答無用❗」
光輝(って早ッ💧偃月刀でこんなに速く振れる女の子っているの⁉)
偃月刀で斬りかかる愛沙に対して、光輝は斬撃をヒョイッ、ヒョイッと避けてばかりだった。
鈴々「うりゃぁぁぁぁ‼」
光輝「ぬぉ💧」
鈴々も蛇矛を振り回す。
二人の連携攻撃されるも光輝は回避し続けた。
愛沙は「くっ、ちょこまかと❗」と悪態をついていたが光輝は唯一、参加していない桃色髪の少女を見た。
光輝(一応、綺麗な剣を持ってるけど武力があるわけじゃない。つまり、この二人はあの子の護衛人ってことか?)
鈴々「ああもう❗うっとしいなのだっ💢」
光輝が冷静に考えている中、鈴々がいらだち始めた。一瞬の隙をつかれて、鈴々は蛇矛で光輝をついた。
光輝「危なッ💧」
しかし、光輝は背中の鞘に収めた如意棒を取り出してそれを防いだ。
光輝(お、重い❗こんな小さな子なのにスッゲェ馬鹿力💧)
愛沙(鈴々の一撃を防いだだと?あの鈴々の…………)
光輝は二人から距離をとり、如意棒を構える。
光輝(しゃあねぇ、ここはこの如意棒の力を借りるか…………)
光輝は如意棒を向かって言い出す。
光輝「伸びろ‼」
何かくる、と二人はとっさに防御をとる。
………………しかし、【如意棒】は伸びなかった。
光輝「あれ?伸びろ棒よっ‼」
返事がない。ただの赤い棒のようだ。
光輝「ふぅ~…………」
光輝は深呼吸をして、そして――――――
光輝「クソジジィぃぃぃぃッッッ‼‼‼
てめぇこれ伸びねぇぞゴルァッッッ‼‼‼」
怒鳴った光輝の荷物の銅鏡からホログラムの老人が現れた。
神様『いやぁ、すまんすまん。それについて説明がまだじゃったな。それは特殊な条件で伸びるからのう』
光輝「どういうことだっ💢」
神様『まぁ、強いて言うなら"気"を使った時に伸びるそうじゃ』
光輝「なんだそのどっかの少年マンガみたい設定は‼ドラゴン〇ールじゃあるまいし"気"なんか使えるかボケッ‼」
神様『んだとゴルァッ‼そんなもんこの世界の女でも普通に使えんぞ‼』
光輝「どうでもいいわッッ‼」
愛沙「おい、貴様――――」
光輝「お前はそこで待ってろ❗今はこのクソジジイに文句がある‼」
「いや、戦いの最中じゃ」と言う愛沙を無視してケンカする光輝だった。
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