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光輝「そもそも"気"ってなんだよ‼」
神様『"気"とは己の中に眠る流れる力じゃ❗その力を上手く使えば、武器や肉体の強化、気彈を撃つことが可能になるのじゃい‼』
光輝「どうやって使うんだよ‼」
神様『まずは、自分の中に眠る"流れる力"を一つの方向に集めよ‼』
試しに集中して力を集める光輝。
光輝(なんか徐々に暖かいな……。なるほど、これが気か……)
身体が軽くなる感じもしてきた、と思う光輝。
光輝(あれ…………なんか、身体が熱い……。それで視界に色がなくなって、真っ白に――――ッ‼)
そこで光輝は中断した。
光輝(危な……。まさか、生命の危機で起きる『あの境地』も気を使ったものだったのかよ⁉)
神様『恐れるものではないぞ。なおさら、お主が気を使うことに長けていることじゃよ』
光輝「人の心を読むな変態ジジイ」
悪態をつきながら光輝は気を少し練り、如意棒に「伸びろ」と言う。すると少しだけ如意棒が伸びた。
光輝「うん、使えるようになったけどね……」
神様『完全に使う気の分量が制御できないとねー』
光輝「わかってるよこんちくしょう‼」
少しだけでは如意棒はあまり機能しないし、多すぎれば光輝が恐れる境地になって暴走する。
とりあえず目標は気を制御することになる。
神様『お主はとにかく、上げすぎず下げすぎず、気の分量を制御することが課題じゃな』
光輝「とりあえず、ご教授感謝する」
神様『んじゃ、がんばってねー』
光輝「んっ、ありがとな」
神様『それから嫁さん作っとけ‼』
光輝「余計なお世話だ‼つーか、いつか必ずこれでてめぇのケツにブチ込むからなジジイッッッ‼」
如意棒を神様に向けるとホログラムが消えた。
光輝「………………さてと💧」
さんざん待たされた相手はと言うと、
愛沙「…………もういいんだな💢」
光輝「ま、ま~だだよぉ~💧」
愛沙「待てん‼行くぞ鈴々‼」
鈴々「にゃあーーーー‼」
光輝「ぎゃーっ‼どうしようこれ‼」
実質、機能しない武器で光輝は挑まないといけなかった。
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