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光輝「全然仕事に身が入らねぇ…………💧」
気分転換するつもりで光輝は中庭に向かっていた。時々、ぼんやりしてしまうことや誤字に気づかなかったことがあったため桃花達に心配された。さらにやっかいなことに桃花の顔を直視できなくなっていた。
光輝「ま、まさか⁉新種の病気か⁉その名は桃色症候群ってやつか⁉」
??「どうして桃色なのだ?」
光輝「いやだって、桃色の髪を見るとさぁ―、なぜか桃花のこと思い出して――――」
あれ?オレ、誰と話してるんだ?と光輝は声がした方向を向いた。
鈴々「お姉ちゃんがどうしたのだ?」
光輝「うにゃあああああ⁉鈴々ーーーーー⁉」
鈴々「うにゃ?なんでそんなにびっくりするのだ?」
鈴々は平然としながら、何かの本を読み始めた。
光輝「鈴々?しているの?」
鈴々「大人になるためのお勉強なのだ」
光輝「ば、バカな⁉あの、キング・オブ・チルドレンを代表する鈴々が大人のお勉強だと⁉」
鈴々「どういうかわからないけど、バカにされてる気がするのだっ💢」
光輝「まっ、気にするなよ。それでどんな勉強しているんだ?礼儀作法か、言葉遣いか?」
光輝は鈴々の本をチラッと見た。
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