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盗賊達は素っ裸で一目散に逃げて行き、武器もお金も服も全ておいて行った。
光輝はそれらを分身達でまとめて、風呂敷に包んだ。
光輝「ご苦労。んじゃもう消えて良いぞ」
光輝の指パッチンと共に分身達は煙となった。
光輝「さぁて、支度できたしいきま――」
愛沙「何勝手に話を進めていますか💢」
光輝「すいません💧ずっと知らない振りをしてました💧」
桃花「すごいね~🎵それって妖術かな?」
光輝「この世界で言うならそうかもな。
これは『異能』って言うやつで妖力とかそういう力を必要せずに使える妖術みたいなものさ」
鈴々「すごいなのだ❗」
光輝「ところでアンタら誰だ?見たところ旅人みたいだけど…………」
桃花「あっ、自己紹介がまだだったね。
私は劉備。字は玄徳だよ🎵」
光輝「劉備?変わった名前だなぁ」
愛沙「我が名は関雲長だ」
鈴々「鈴々は張飛なのだ」
桃花「それであなたの名前は?」
光輝「オレは天ヶ瀬 光輝。ピチピチの十六歳だぜ🎵まぁ、コウちん、コウたんと好きに呼んでくれればいい‼」
愛沙「では天ヶ瀬殿、質問していいですか?」
見事にスルーされ、光輝「別にいいもん……グスンッ」と軽く涙を流す光輝だった。
愛沙「あなたは何者なのですか?」
光輝「さあ?オレがここの住人じゃねぇことは確かだよ」
桃花「愛沙ちゃん、この人もしかすると🎵」
劉備と名乗る少女が目を輝かせていた。
桃花「きっと天の御遣い様だよ🎵」
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