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光輝「んじゃ、そういうことで~」
桃花「ま、待ってください❗理由だけ――――」
光輝「はいよ」
桃花「聞かせて――――って聞いてくれるの⁉」
うるさいなぁ、と光輝は言いながら桃花と向き合う。
桃花「ど、どうして断ったのですか?」
光輝「う~ん、正直な話、君の理想は矛盾があるからねぇ。」
桃花「矛盾、ですか?それはいったい…………」
光輝「それは君自身で見つけることさ。んでもう一つ、三人だけで理想を求めるのは無理だからさ。まっ、小国くらいの軍隊ならオレは協力するけど」
桃花「そんなぁ…………」
泣きそうな桃花に光輝は肩を叩いて言い出す。
光輝「オイオイ、最初から挫けるなよ。別にこれっきりとは言ってないさ。オレを見かけたら何度でも頼めばいい。オレが出した課題をクリアすれば考え直すことを約束するよ」
そう言うと桃花がパアッと笑顔になった。「花かこいつ💧」と光輝は苦笑した。
愛沙「これからどこに行くつもりだ?」
不意に愛沙に問われた光輝は曇りなき空を見上げた。
光輝「せっかく、ここに来たんだ。色んな場所をまわって楽しんでいくさ」
光輝は荷物を持って、三人娘に言い出す。
光輝「じゃ、またな🎵」
子どもみたいな笑顔で光輝は三人に手を振って立ち去った――――――
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