異世界へ

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神様「異世界で新たな平和をもたらしてほしいのじゃよ」 光輝「え~…………」 神様「なんじゃい、その嫌そうな顔は💧」 光輝「いやだって、オレじゃなくても他の奴に頼めよ。オレができることは人殺しだけだぞ?」 神様「安心せい。その世界は人殺しでも罪にはとわれないところじゃい」 光輝(ということはオレが元いた世界と同じことをするってことになるのか?) 光輝はため息をついて言い出す。 光輝(またオレに殺し合いしろってことか…………。はぁ~、さっさと生まれ変わって女の子とイチャイチャしたいわ~) 神様「ちなみにこれはお主の今までの罪の罰じゃからな」 光輝「はぁっ⁉なんで⁉」 神様「どうせさっさと死にたいって思っとるんじゃろう?」 光輝「ぐっ…………」 神様「図星じゃな。罪というのは生きてる限り一生ついてくるものじゃ。お主はその重りが耐えられないから死にたいのじゃろう?だから、お主の罰は生きること。もう一度生きて、そして自分の罪を償いながら生きることじゃよ」 光輝「…………笑顔で残酷なこと言い出すな。まあいいや」 神様「運命は人が決めるものじゃ。ワシはただ"たまたま"そこにいた人間を不幸にするか幸福にするかじゃよ」 光輝「……怖いねぇ」 神様「さて、無駄話はここまでにしてお主に武器を授けよう」 神様は赤い棒を光輝に渡した。 光輝「これは?」 神様「【如意棒】じゃよ。かつて、孫悟空が持っていた伝説の変幻自在の棒じゃ」 光輝「スゲェもんくれるなぁオイ」 神様「まっ、と言うわけでじゃ――――――」 突然、目の前に穴が開いた。 神様「そこからレッツゴー」 光輝「えっ?何この奈落みたいな穴⁉絶対落ちたら死ぬよね⁉」 とツッコミを入れてる間に蹴られてしまい、 神様「行ってらっしゃ~い🎵」 光輝「覚えてろよクソジジィぃぃぃぃぃ💢」 光輝は真っ暗な穴へ落ちて行った。
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