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刀夜は目を覚ました。
真っ白な空間だった。
そこにはたった一人だけ、ヒゲが生えた老人がいた。
刀夜「貴様、何者だ?」
神様「ワシは神様だ。そしてここが死後の世界じゃ」
刀夜「そうか……私は……」
大切な人を庇ってそして死んだ、と刀夜は思い出した。
刀夜(結局、彼女の約束を破ってしまったな…………)
神様「お主に頼みたいことがあってのう」
刀夜「なんだ?」
神様「異世界を平和にしてほしいのじゃ」
刀夜「心得た」
神様「…………随分あっさりしておるのう💧先に送った御遣いは抵抗しておったのに💧」
刀夜「仕事がらでな、自然にこうなってしまったのさ」
神様「まぁ、いいや。あやつよりましだし」
刀夜「……ところでそこに寝ている彼は?」
神様「ああ、彼は神無恵太と言ってのう。訳ありの御遣いじゃ」
刀夜「訳ありとは?」
神様「会ったら分かる。では行くがよい」
こうして刀夜は異世界に向かった――――――
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