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恵太「うわっ❗」
森を抜けたところで多くの兵と紅い瞳をした褐色の少女が待ち構えていた。その隣には雪蓮の妹である蓮華もいた。
蓮華「姉様❗いつまで遊んでいるの‼さっさと処罰するべきです‼」
恵太「しょ、処罰⁉」
雪蓮「あれま、残念ねーーーー💧恵太、楽しかったわよ🎵」
恵太(あわわわ……前門に虎、後門に獅子ってこのこと⁉)
狼狽する恵太。
恵太(どうしよどうしよ‼このままじゃ、何もわからず殺されるよ❗)
と恵太は何かを思いついた。
恵太(戦う、しかないの…………?)
怖い、嫌だ、死にたくない――――
そんな感情に支配されている恵太だが、僅かな勇気を振り絞りながら、ナイフを取り出した。
蓮華「腰が震えながらも立ち向かうつもりか……。思春」
思春「はっ、今、楽にさせてあげます」
恵太(間違いなく、あの紅い瞳の子は僕より強い……。けど、僕は死ぬわけにはいかない‼まだ自分が知らないまま、死ぬなんてイヤだ‼)
思春が鈴音を構えると恵太も構えた。
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