343人が本棚に入れています
本棚に追加
思春(むっ、構えからして素人には見えんな…………)
恵太の構えは白兵戦向きで、いつでも攻撃に対応できる構えだった。
その姿が思春から油断をなくした。
思春「いくぞ」
恵太「こ、来いッッ‼」
思春の初太刀が恵太の首に向かっていた。高速の斬撃で、避けることはほぼ不可能。
キィンッッ。
恵太「ひっ💧」
しかし、恵太は怖がりながらも、それをナイフで受け止めた。
思春「初太刀を防ぐのは見事だが、まだまだ行くぞ‼」
高速の連続斬りが恵太を攻める。
しかし、かする程度で致命的な一撃がなかなか入っていなかった。
雪蓮(あの思春と渡り合ってる?普通なら、二撃で首が飛ぶのに)
恵太「ひぃぃぃぃ💧もうどうにかなってぇぇぇぇぇ‼」
とにかく防いで、逃げられるタイミングを探すというのが恵太の考え。
思春「かかったな……」
恵太「あっ――――」
だが、ナイフを初めてもった武人では恵太は思春の誘いに乗ってしまう。
そのため、がら空きになった首を鈴音が迫る。
恵太(殺される――――――)
とっさに目を瞑った恵太。
そして首が――――――
キィン❗
――――飛ぶことがなかった。
最初のコメントを投稿しよう!