第1話 apparition(出現)

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ガサッガサガサ森の奥からクマがサイボーグ化したような大きな生き物が出て来た。 「なんだあれ??」と悠は大きな声で言う。「少し静かに喋れ気づかれんだろーがいいか?321で車に乗り込んで一気にあいつの横抜けるぞ?俺は銃で援護する」「おう」いくぞ3、2、1GO!ドサッ2人は車に飛び乗る悠はアクセルを一気に踏んだ。悠「やば気づかれたぞ!?」渉「いいから飛ばせ!そのまま真っすぐで隣町だ」。 大きなクマは車の倍ぐらいの速さで一気に近づいてくる。「街が見えて来たもう少しだ!!」と悠は言う。クマはあと数メートルの所まで来ていた。「しょーがねぇ!」渉は鉄の玉に詰め替え銃を撃った。 パーン「なんだ今の!?おまえがやったのか?!」とびっくりした顔で悠は言う。渉はうざったそうな顔をして返事をした。それからすぐに森を出た所に車を止め自動販売機でジュースを買った。 「なんだったんだろーな、あれ?」悠は聞いた。「は?知らねーよ、あーあ銃いかれちまった」渉の銃は鉄の球を打つほどの耐久性はなく銃は壊れていた。「え?壊れたの?なーんだだから渉機嫌悪かったのか」と笑いながらいった。「別に機嫌わるかねーよ」とあきらかに機嫌が悪そうにぶやいた。 「それにしてもさっきのわたるかっこよかったな?」と悠は言う。バーンバーン二発の銃声が聞こえた。「銃声!?本物の銃の音だ」と銃に詳しい渉は言う。 「まじで?車入ろ?」と悠がいい2人はもう一本ずつジュースを買い車に戻った。「ニュースやってねえか?ちょっとテレビ付けてくれ」と渉は言う。 「うん」とジュースを飲みながら悠はテレビをつける。しかしどこの局でもニュースになっていなかった。とその時だった。コンコン車のドアをノックされそこには赤い派手なロングコートに身を包んだ長身の男が立っていた。
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