カル●スと鏡餅

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夏休み開始から3日が経った。 いざ夏が始まるという時に偶然見かけたニュースのお天気お姉さんが宣言したとおり、今年の夏は路上に餃子でも置いとけばさぞ美味しく焼けるか蒸せるかするだろうと思う。 そんな暑さの中、俺は学校にいた。補習である。 見渡す限り田んぼ畑、最寄りのコンビニまで徒歩40分の田舎町の公立校にエアコンなんて文明の利器があるはずもなく。 目の前に積まれた英語や数学のプリントを前に開始15分で早くもグロッキー。 それが今の俺である。
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