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「優真優しいからね。断った女の子に泣かれると慰めちゃうのよ。」
「で?」
「そんな事したらますます相手の子に未練が残る。だから、彼女の役の私が必要なのよ。」
直接その場で諦めるように説得したり、電話で彼女のフリをする。
「ったく。それくらい頼らずにやれっつーの。大切な幼なじみ巻き込んで。断らないあんたもあんただけど。」
「だって。頼めるの私だけだって言うし。一緒にいる機会が多いから信憑性高いし…」
語尾が小さくなっていく。
「フリじゃなくさっきと付き合えばいいじゃん。好きなんでしょ?」
「なっ、それは…そのー」
言ったことは無いけど、やっぱりバレてたんだ…
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