第1章 1話

5/47
57人が本棚に入れています
本棚に追加
/240ページ
どう返そうかと唸っていると、優真からの電話。 「ちょいゴメン。」 ホッと息を吐いて、出る。 「もしもし?」 <あなたが彼女?> いきなり女の子!? 「えっと…だれ?」 <私、優真先輩が好きです。あなたなんかよりずっと。だから奪います。> 強気な発言…よっぽど自信があるのね。 こういう真っ直ぐな子の気持ちを聞くとフリをしてることが申し訳ない気がして、胸が痛い。 片思いっていう立場は同じだから。
/240ページ

最初のコメントを投稿しよう!