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信じられるものなんて何もなかった。 この惨めで小さな私に背負えるものは限られていて 必死に掴んだ未来こそが輝いているんだと信じていたけど 全てがそうじゃないと知った。 今のために切り捨ててきたものが本当に大事だったのかは 分からなくなってしまったけど 前に進むしかない。 まるで、切り立つ崖に挟まれた谷に取り残されたように 孤独で 寒くて 暗い。 それでも、ここにも太陽の光は届く。 わずかに見えた光を目指し私は歩いていく。 その先の可能性を求めてただ歩いていくのだ。
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