460人が本棚に入れています
本棚に追加
/38ページ
一階に降り、何故か炊いてあったご飯と、何故か作ってあった味噌汁をよそう。予め両方作ってあったとかでは、断じてない。
トーストとそれに合わせたおかずは弁当箱の隙間に詰め込む。捨ててる所を見られたら怒られる。それは避けたい。
暫くして、恋が降りてきた。真新しい制服を身に纏ったその姿は、正に地上に舞い降りた天使。誉め契った。照れた。萌えた。
時刻は七時四十二分。あれ?じゃあ僕の部屋の時計が狂ってたのか?
それなら納得出来る。下に降りてから時計見てなかったし。
恋と朝食を摂り、雑談を楽しんでいると、インターホンが鳴った。
時刻は八時半、彼女達が来たようだ。
玄関に赴き、扉を開ける。予想通りと言うか、中学からだからいつも通り、が正しいか。笹川さんと中宮さんが立っていた。
彼女達の紹介をしよう。
右に立っている活発そうな印象を持った娘が、中宮 晶さんだ、実際は凄く大人しいけど。
見た目は日に焼けていて短髪、ボーイッシュな感じだ。大分モテているし、可愛い娘だと僕は思う。恋程では無いが。
左に立っている大人びた印象をもった娘が、笹川 雪さんだ。
この娘は中宮さんとは対照的な長い髪、白い肌で、見た目通りの大人びた性格をしている。こちらもモテていて、可愛い系よりは美人系と言った方がしっくりくる。実際、僕も美人だと思う。恋程では無いが。
紹介はこれくらいだ。早速、彼女達を家に招き入れる事にした。
最初のコメントを投稿しよう!