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ある晴れた日の朝早くの上田城
ドドドドドドドドドドッ
廊下を走るけたたましい足音と紅い服に身をまとった男
きれいに磨かれているはずなのになぜか砂煙がまっている……
スパンッ
そしてはずれんばかりに開けられた障子
幸村「優殿!!!」
優「んっ…ゆきむら…さま…?」
幸村「なっ…//////」
確認せずに障子を開けた幸村が部屋の中に見たのは寝起きで寝間着が胸が見えるか見えないかのギリギリではだけさせ、白く細い肩見え、なおかつとろんとした寝ぼけ眼で上目遣いで(無意識)幸村を見つめる優がいた。
優の隣で寝ていた幸村が早朝の鍛錬するために起きたときにはきちんと布団をかぶせていたので問題はなかった。
しかし今の優は座っている状態のためもちろん布団はかぶっていない。
お互いを大事に思っているので夜伽がまだの幸村にとってこの状況はあまりにも刺激が強すぎたのだ。(毎晩生殺しの状態)
だがさすがにここまでくると幸村も我慢の限界だった。
ドサッ
優「………!!!!ゆ…幸村様?」
幸村「すまぬ!優殿……!!!」
優「あ…あの…んっ……」
幸村は優の言葉を遮り噛みつくような接吻をした。
そして幸村は優の寝間着に手をかけた。
優はいつもとは違う幸村に初めて恐ろしさを感じ目に涙を浮かべた。
ガシッ
幸村は誰かに首の後ろを掴まれた。
政宗「そこまでだ真田幸村。」
幸村「ま…政宗殿!?」
政宗「武田と同盟結ぶついでにあんたとやりあおうと思ったのと、Honeyの危機を感じて来てみりゃ…bingoだったな…」
幸村は無意識のうちに優を襲っていた事に気づくと、頭が心配になるくらいに畳に頭を打ちつけて土下座をした。
幸村「本当に申し訳なかった!!某は……某はぁぁああああああ!!!!ぅお館様ぁぁぁああああ!!!!某を叱ってくだされぇぇぇえええええ!!!!」
幸村は勢い良く廊下を走っていった。
後日信玄と佐助にこってりと説教をされ、罰として1ヶ月寝床を離され、団子禁止という幸村にとっては地獄のような日々を過ごしたのはまた別のお話(笑)
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