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「次候補」 「鳥原 亜紀」 「遠藤 真帆」 「未定」 眞柴がノートを覗き込む遠藤の頭を見下ろしながら余裕の表情で言う 「一応、保険として同じクラスからもう2名を加えてある」 「コレに最初のリストにあった橘 和美とキミを加えてもう一人加わればキャストは揃う」 「いや、ちょっとまて眞柴…」 「確かに同じクラスからならイイかも知れんがの…」 遠藤はちょっと慌てた様子で話を続ける 「オマエ揃う前提で話ちょるが、こいつ等が引き受ける保証は全く無いじゃろうが?」 「それに未定って…後一人も決まっとらんのじゃろう?」 戸惑いを隠せない遠藤に眞柴は自信に満ちた表情で教室内にいる候補3人に目をやりながら少し小声で話し出す 「まず橘 和美…」 「彼女はクラスで優等生として皆から一目置かれているようだけど…僕が思うに彼女はウソの自分を演じているね」 「ほうほう…」 遠藤が興味深く聞き耳を立てる 「だから本当はもっと自分を出したいと思っているんだよきっと」 「だからそこを逆手にとって本来の自分の姿を演じてくれるように上手く頼めば大丈夫だと思う」 「う~ん…まぁ何となく言いたい事は分かるけどなぁ…そう上手くいくとは考えられんなぁ…」 「それに後の二人はどう攻略するんよ?」 少しづつ興味が湧いてきた遠藤の様子に眞柴も少しばかり優越感に浸りながら話を続ける
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