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「最後の未定は~…」 っと言いながら辺りを見回してた眞柴が人差し指を軽く曲げてとある方向を指し示す 「…ん?誰じゃ?」 遠藤が眞柴の指し示した方向を見ると、そこには窓側の席についてじーっと空を見上げている一三四 善司の姿があった 「はぁ!善司?」 「アイツはダメじゃろう!」 「根暗で何をやってもダメな奴じゃんよ~」 遠藤が呆れた口調で言うのも気にせずに眞柴は自信有り気に話す 「まぁだいたいそんな感じの子だけど…彼は芯の強さを持ってると思う」 「僕には分かる…」 「片親がいないだけでも辛いのに、彼にはどっちもいない」 「それでも両親を慕ってこの学院に入って必死で頑張ってる」 「キミだって曲げる事の出来ない芯があるだろう?遠藤?」 不意にそんな事を言われたのでチョット照れ臭そうに返事をしながら遠藤が話を続ける 「ま、まぁな…」 「でもオマエよく見とるもんじゃな~」 「それを訓練で活かせればいいんじゃけどなぁ」 感心しながらも少し笑いながら皮肉を言う遠藤を気にする事もなく眞柴が言う 「そんなのはどうでもいいよ」 「とにかく今言った事を踏まえた上で明日勧誘活動をするからね」 「うん、よう分かった!」 そう言いながら遠藤が席を離れようと立ち上がった時に眞柴が声を掛ける 「それと遠藤」 「おう、何じゃ?」 「その話し方慣れてきた?」 「うん、まぁな…何で主役がこんな話し方をするのか理解しにくいけど…」 「とりあえず慣れるように普段から練習してるからなぁ」 それを聞いた眞柴は微笑みながら 「なかなかいい感じだよ?頑張って!」 「おう!分かっちょる!」 遠藤はそう言うとガッツポーズをしながら自分の席へと戻って行った
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