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【刹那side】
私と心は2番隊を率い、4つの城門の内、正面から見て右側に位置する城門へとやって来ていた。
刹那「命を惜しむな、刃が曇る!」
心「矢を射掛けよ!賊を討ち滅ぼせ!!」
2番隊兵「「「おおぉぉぉぉぉぉぉぉぉお!!!」」」
刹那と心が率いる部隊は、味方が射掛けた矢に怯んでいる隙に、黄巾賊の背後を突く。
刹那「はあぁぁぁ!!」
ヒュン!!!ザシュ!ザシュ!ザシュ!
刹那は騎馬を巧みに操り、近付く敵を斬り伏せていく。刹那が長剣を一振りする度に黄巾賊の首が、腕が、足が、胴体が吹き飛び、黄色い布を真っ赤に染める。
私は騎兵の指揮を行いながら敵陣を掻き乱す。皇甫嵩将軍との戦闘で、黄巾の兵は随分と減っているが、それでも数が多いことに変わりない。
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