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零のショートストーリー
『零と瑠亜のちょっとした過去』
瑠亜「おっす!零~!」バン!
零「うぶう?!せ、背中をいきなり叩くなよ!痛いだろ!?」
瑠亜「いや~、ゴメンゴメン!背中の耐久力は前面の何倍もあるって聞いたから少し強めにしちゃった!てへぺろ!!」
零「……たく、瑠亜って、昔はこんな性格じゃなかったのにな……」モンモン
―中学時代―
零「おい、転校生。お前なんでみんなと仲良くしようとしないんだ」
瑠亜「…だって私は化け物だから……。私に関わったら、きっと迷惑かけちゃうから」
零「なんだそりゃ?厨二病か?転校生。まぁ、中学生だけどさ」
瑠亜「……」プイ
零「ハァ……、おい、放課後体育館裏にこい。絶対こい。俺はお前が来るまでずっと待ってるからな!」
瑠亜「え?…ちょ……」
零「んじゃ、また放課後な」
瑠亜「……」
そんで放課後
零「ちゃんと来たか。転校生」
瑠亜「…来たけど、どうするの?」
零「こうする」
瑠亜「え?……きゃ!」ドン
零は瑠亜の肩をつかみ壁に押し付けた
瑠亜「な、何をするんですか……!」
零「何って、仲良くなろうとしてるんだよ。体で」
瑠亜「や…やめて、ください……」
零「じゃあ、抵抗すればいいだろ?」
瑠亜「そう…言われても……」
瑠亜は今はまだ戦いにおける力のコントロールが上手くできていないのだ。故に師匠である無面から『人に危害を加えないように』と言われ、それを意識し過ぎた結果、人を避けるようになったのだ
零「抵抗しないのか。じゃあ、遠慮なく」
瑠亜「ひっ!」
零の手が瑠亜に触れようとする
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