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未来の智彦の問い掛けに対し険しい表情をする信彦だったが黙秘を続ける
「……」
「言えないか?【ジェネシス】からの『制裁』が怖いのか?
では質問を変えようか?
靖兄ィやオレ、そして折原さんの住むアパートの独立型AI監視プログラムを開発した『科学者』…
黒野・バノーティス
(クロノ バノーティス)
奴は何処に居る?オレが来る事を予測していて住まいを転々としている」
「旦那様…」
「致し方あるまい、じゃが彼の場所を知ってどうする?」
「愚問だな…オレの答えは、明白だ」
近藤信彦は悲しげな表情で眼をつぶる
「〆∝∬ゝ…『イヴ』、彼を捕獲せよ」
刹那、信彦が開眼した瞬間、訳の分からない言語が発せられ近藤信彦の指示は今まで未来の智彦の隣で沈黙していた女子高生、柊 雪野へと向けられた。
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