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謎の中国人男性の周囲に夥しい数の光の球体が浮遊していた
「何故ですッ!!何故、貴方が此処にいらっしゃるのです!?」
「貴方は【ジェネシス】では私達、にとっては光り輝く憧れの存在でした
責めて、我々の想いを無駄になさらないで下さい」
「あなた方の勝手な解釈でこうなったと言う訳ですか
貴方こそ、本来の自分を探すべきではありませんか」
浮遊する球体を中国人男性はひとつだけ、左の掌に乗せる
「弁解の余地などない」
「そうですか、私も残念です…珠里」
「蛇光」
浮遊する光の球体を元に夥しい数の光の曲線が蛇の如く加賀利を襲う
「貴方のお気持ちは変わらないと言う訳ですか…珠里さん、皆さんよろしくお伝えください」
珠里と名乗る男性の気持ちを察したのか加賀利は抵抗を諦め、素直に彼の能力を受ける
「何故だ?」
「私は大人しく、見極めすよ全ての『時』が来るまでね…」
珠里の拘束術により体に巻かれた光の蛇が加賀利の動きを封じる
「加賀利 京一、あなたを地下牢へ監禁します」
「あなたの『光』の能力は【ジェネシス】の様な所で扱われるモノでは無い」
「それは、オレが決める事です」
二人はそのまま、近藤家の地下へ移動して行った。
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