『共鳴』

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鳴海は草本、藤峰、近藤等を見ながらNK社の思惑に勘づく 「やっぱりな…単刀直入に言おうか。オレは、『イザナイ』の指令で銀行強盗をする様に命令されたんだよ」 「どういう事だ?」 沈黙を貫き通していた藤峰がようやく口を開き鳴海に問い掛ける 「へっ…図体がデカイだけかと思ってたがアンタ、意外と怖いね? オレが苦手なタイプだよ ま、話が逸れちまったが…それに関する『データ』やヒントが今、捜索真っ最中の部屋の中にあるんだわ」 すると、藤峰は草本や智彦を通り過ぎ鳴海新一の正面に立った 「手伝おう、オレに武器をくれ」 「扱い方は?」 鳴海は予備に装備していた銃を腰から取り出し藤峰に手渡す 「フンッ、慣れてる」 鳴海は藤峰の銃のチェックの仕方を見て安心と恐怖を彼に抱く 「頼むぜ?パートナーが居るのは心強いが信頼関係が浅い…」 「それは私も同じだ。鳴海新一、私は人質として囚われていたのだからな」 互いに微笑み僅かな信頼が生まれる 「よう、姉ちゃん。そこの坊主、死んでも守り通してくれ」 鳴海は軽快な口調で草本由紀に語りかける 「分かったわ…」 「能力の残りが殆ど零に近いが出来るだけ、近接戦は避けろょ?目標は『USB』の確保だ」 「了解だ」 「行くぜッ!!」 鳴海と藤峰の共闘が開始去れる。
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