S-2

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「ごめんね、碧君」 場所を変えて、今はベッドで二人。 並んで横になってます。 「なにが?」 碧君は、眠気のせいで垂れてきた目を俺の方へと向け眉を少し上げた。 「や、俺だけ…なんか…その」 いっちゃったし。しかも口の中で出しちゃったし。 「ああ…いいよ、そんな事」 また仰向けに戻り、ふふ、と笑う。 こういう時なんだ。俺が碧君を好きだって実感するのは。 小さい事にはこだわらない。そしていつも小さな幸せを沢山くれる。 「碧君好きだっ」 沸き上がる愛情に胸がいっぱい。 ボルテージが急上昇した俺は、微笑んだまま目を閉じている碧君へと飛び付いていった。
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