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「ごめんね、碧君」
場所を変えて、今はベッドで二人。
並んで横になってます。
「なにが?」
碧君は、眠気のせいで垂れてきた目を俺の方へと向け眉を少し上げた。
「や、俺だけ…なんか…その」
いっちゃったし。しかも口の中で出しちゃったし。
「ああ…いいよ、そんな事」
また仰向けに戻り、ふふ、と笑う。
こういう時なんだ。俺が碧君を好きだって実感するのは。
小さい事にはこだわらない。そしていつも小さな幸せを沢山くれる。
「碧君好きだっ」
沸き上がる愛情に胸がいっぱい。
ボルテージが急上昇した俺は、微笑んだまま目を閉じている碧君へと飛び付いていった。
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