O-2

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目が覚めると、隣で緋くんがイビキをかいて眠っていた。 まだ寝ぼけていた俺は、しばし緋くんの間抜けとも言える可愛い寝顔を見つめた。 「…うるさいよ、緋くん」 だけど本当に気持ち良さそうに寝てる。 可愛いな。 ふふ、と笑いを漏らすと、ふと気がついた。 アレ?そういえば俺、昨日はいつ寝たんだろ? 最後の記憶があやふやだな。 緋くんが覆い被さってきた気がするけど。あんまり覚えてない。 「ま、いいか」 俺はもう一度、彼の規則正しいイビキを聞きながら目を閉じた。 けど。 「だめだ…」 眠れねぇ。 緋くんのイビキがうるさい、っていうのもある。 よし、起こしちゃおう。
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