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ちょ、ちょっと待って!!
なんでいつの間に恋愛相談になってるんだ!?
しかも、相手は碧君?
どういう事!?
駄目だ、混乱してる。
「やっぱり、変だと…思う?」
目の前の菫は。
触れれば壊れそうに気を張ってる。
分かるよ、それくらい。
付き合い長いんだから。
だけど、否定しなきゃ。
男が好きだろうが女が好きだろうが、それは自由だけど、碧君は駄目だ。
色気がどうの、て話しをしてた筈なのに。
雰囲気がどんどん本気になっていく。
早く。早く否定しないと。
「いや、気にしないで。ちょっとこう、季節のせいかも。すぐに終わるよきっと。こんな気持ち」
違うよ。勘違いしてるよ、菫。
俺が言いたいのはそうじゃない。
そうじゃないんだ。
「違うよ、菫。俺、そういうのは別に否定しないよ。男でも女でも、人を好きになる気持ちに、良いも悪いも。ないだろ?」
しまった、と思った時には遅かった。
みるみる涙を溢れさせる菫を見て、とんでもない方向へ導いてしまった事に気付いた。
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