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あれから早いもので。俺達は三度の季節を経ました。 もうすっかりその辺の恋人同士と変わらないです。 倦怠期もしっかりと味わいましたよ。ええ。 今、隣には春の陽気が漂い眠そうに目を擦っている碧君と、二人楽屋で寛いでいるところです。 「緋くんさ、今夜いけるだろ?」 泊まりがけで、釣りに。 そう言って嬉しそうに微笑む碧君の笑顔は、超ド級に可愛い、まるで天使のようです。 「行きましょ、前からの約束だもんね」 にっこりと貴方と笑い合う。 誰も知らない俺と貴方の関係。 だからこそ大切にしたいんだ。 貴方が少しでも寂しさを感じないように。 いつか堂々と周りに言えるくらい。 俺、大きくなるから。 俺の想いが届きますようにと、そう願って。 「碧君、こっち来て」 柔らかい日差しの中、俺の元へ寄り、少しだけ見上げる碧君の。 顎へ手を添えて、そっと唇を重ねる。 しっとりと俺の唇にすぐに馴染む碧君の口は、すでに開いて俺の挿入を待ってた。
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