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何かが突然窓から入ってきた。
その何かは僕の体を抱きかかえた。
何もわからないまま気が付くと僕は外にいた。
そして、次の瞬間西園寺さんの家がいきなり爆発して炎上する。その時人が炎上する家からこっちへ飛んで来て見事に
着地した。
その人は女性で長い黒髪でほんのりいい香りがした。そしてその人が声発した。
女 「ちっ家ごと燃やしやがった。」と僕の目の前にいる女性は少し悔しそうに言った。
そして、西園寺さんが炎上している家からゆっくりとこちらに向かってくる。
西園寺 「いきなり入ってきて誰かと思えばあなた方二人でしたか。なんの要件ですか?」
そう言った西園寺さんの顔に少しだけ笑みが見えた。
女 「何笑ってんだよ。気持ち悪い。何しにってお前を殺しに来たんだよ。」
そう言った言葉はまるで女性から発せられた言葉とは思えない言葉遣いだった。
西園寺 「殺しにきた?相変わらず物騒な物言いですね。女性なんですからもっと上品にいかないと。」
そう西園寺はからかうように言った。しかし確かにその通りだ。まるで西園寺さんが女性みたいに見えた。
そして続けて西園寺さんが言う。
西園寺 「僕を殺す?あなたたち二人で?千代さんはまだしも二階堂さんの能力はあまり戦闘向けじゃない
て事は僕を殺すなんてむりですね」
そう西園寺さんはちょっと小馬鹿にしていった。
それを聞いた千代と呼ばれていた女性は憤怒の表情で何かを言い放とうした時だった。
僕と傍にいた二階堂さんの背後からたくましく太い声で
??? 「誰もこやつ等だけで討ち取れるとは思っておらんわ」
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