二人の転校生

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「ハァハァ…」 私は何とか遅刻せずに教室に着いた。 「りーこー!おっはよ。さては…寝坊だなっ??」 私の目の前には親友…いや一番憎くてしょうがない、友香が立っていた。 「えへへ…。寝坊…しましたっ!」 私は舌を出し、てへっとごまかす。 「もぉ~。莉子ったら~…あ!優。おはよぉ!!」 私と友香が会話してると優が来た。 「友香おはよ。…あ!莉子もおはよ」 私はついでですか…。 何だか怒りがこみあげてきた。でも、私はそんな素振りはみせずに 「さては…優も寝坊だなぁ?」 「さてはって…莉子もかよ!」 「あははは…!!!」 私と優は笑う。けど、それを冷淡な目で友香は見つめていた。 「ん?アレ??」 友香が何かに気がつく。 「友香…?どうかしたか」 「いや…莉子。目の下にタトゥー入れた?」 えっ…タトゥー?? 私は、やっぱりあの事が夢じゃないと確信した。 これはタトゥーなんかじゃない。 BRACK CROWとの契約の印…。
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