7人が本棚に入れています
本棚に追加
「ハァハァ…」
私は何とか遅刻せずに教室に着いた。
「りーこー!おっはよ。さては…寝坊だなっ??」
私の目の前には親友…いや一番憎くてしょうがない、友香が立っていた。
「えへへ…。寝坊…しましたっ!」
私は舌を出し、てへっとごまかす。
「もぉ~。莉子ったら~…あ!優。おはよぉ!!」
私と友香が会話してると優が来た。
「友香おはよ。…あ!莉子もおはよ」
私はついでですか…。
何だか怒りがこみあげてきた。でも、私はそんな素振りはみせずに
「さては…優も寝坊だなぁ?」
「さてはって…莉子もかよ!」
「あははは…!!!」
私と優は笑う。けど、それを冷淡な目で友香は見つめていた。
「ん?アレ??」
友香が何かに気がつく。
「友香…?どうかしたか」
「いや…莉子。目の下にタトゥー入れた?」
えっ…タトゥー??
私は、やっぱりあの事が夢じゃないと確信した。
これはタトゥーなんかじゃない。
BRACK CROWとの契約の印…。
最初のコメントを投稿しよう!