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「黒瀬夏木(くろせなつき)です。よろしくお願いします」
夏木は本当にカッコいい顔立ちに何より背が高くて大人っぽい男だった。
「キャー!!!!!」
クラスの女子が騒ぐ。
静まりかえったころに、もう一人の方が口を開いた。
「黒井驪姫(くろいりき)です。よろしく…ね?」
「うっほぉぉぉぉ!!!」
男子達はおたけびをあげるかのよう興奮していた。
「じゃあ席は…中島と相沢の後ろに座ってくれ!」
え?私の後ろですかぁぁ!?この美男美女さんのぉ!??
「よかったな!莉子。コレで夏木君に近づけるぞぉ~??」
優はまだ私をからかってくる。
「だーかーらー!違うってば。本人に変な誤解させないでよねっ!」
私と優がギャーギャー揉めてると後ろに二人は座った。
「夏木君と…驪姫さんだっけ?よろしく。俺は中島優。優でいーから」
優はさっそく夏木と驪姫に話しかける。
「「うん。よろしく」」
二人一斉にはもった。
「二人とも息ピッタリだね」
でも、私が気になったのは二人ともものすごく黒くて闇のように…死んだ瞳をしていた。
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