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「憎い奴…嫌いな奴…死ねばいい奴いないか?ソイツを消してやるよ」
この烏…マジで言ってるの?
私はその時憎い奴…いや、邪魔な存在を思い出す。
友香……。私の憎い親友。
友香がいなければ、優を手に入れたのに…。
そんな思いがこみあげてくる。
「そんな奴…い……いないわよ!」
私はこんな事を思う自分が憎くなった。
「俺にはお見通しさ?小西友香。ソイツだろ?」
BRACK CROWに言われた時、何だか催眠術にかけられたように自然と本音が出た。
「そう…。友香よ!友香さえいなければ、優は私のものなの!!!」
これが私の本当の心の中なのかな…。
どす黒い、悪魔の女だ。
「じゃ、契約してくれ」
「何をすればいいの?」
「なぁーに。簡単な事さ。この俺の黒い羽を飲み込め」
BRACK CROWはそう言うと、自分で綺麗な黒い羽をちぎる。
「さぁ飲め。これで契約は終わりだ」
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