プロローグ

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はじめて…あなたとしたキスは 涙の味がした。 わたしとあなたの涙の味。 まるでドラマみたいな恋 今、思うと笑えてくるような馬鹿げた恋 年齢が一回りも違う…あなたに恋をした。 目の前にいる あなたの泣き顔が愛しい 抱きしめたいほど…キスをしたいほど、愛しいのよ 触れたくてだした手をゆっくりと引っ込めあなたに笑いかける あなたも泣いた顔でわたしに笑いかける トクンッ…心臓が揺らぐ… 実感させられる。 ……わたしは……… 云おうといた言葉は、ベルでかき消される わたしたちのことを 見計らったように 発車のベルが鳴った。 ありがとう サヨナラ あなたに出会えてよかった 「あなたが好き…」
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