-日常-1

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6月5日 AM 1:49 無心になって、ただボーっとしてた。 そうしたら、 相変わらず、心の闇の奥深くに堕ちて泣いてるままだけど、 蘭が私に、声を、脳内に伝えて来た…。 『私は、普通の恋愛がしたかっただけなのに… 元々の嫉妬深い性格と独占欲に、マナとルナの破壊的衝動が重なってしまって 折角、念願の彼氏が出来ても、彼女らしく可愛く、上手く甘えられないのは…… 私の性格というより… 私が幸せになろうとすると、何故か邪魔をして壊そうとしてくる、この姉妹の影響が高い… 5年経って今頃、ようやく気付いた…。 他の女の子(ひと)と並んで、親しげに話してる後ろ姿を見ただけで… 物凄い絶望感と敗北感を感じてショックで 悲しくて悲しくて… 自分が醜く感じてどうしようもなくて… ショックで動けないはずの身体が、マナが一瞬私の意識を奪って、勝手に行動に移り…彼の私物に攻撃という八つ当たりをしてしまって…… 次の日から、私はとても気まずくて話しかけられないし、自業自得なんだけどやっぱり罪悪感で避けてしまって…… そんな状態が続いたある日、突然の、彼からメールで一言。  “友達に戻ろう” 別れの言葉。 あの時、マナが出て来て余計な事しなければ! もっと長く付き合えたかもしれないのに…! その後付き合い始めた新しい彼の時もそう! 白石から別の街に転勤する事になったから、友達数人と、新幹線の駅でお見送り。 もう、会えなくなる彼に、普通の彼女なら、泣くか甘えて抱きついたりとか、別れを惜しんだ行動するはずなのに… 私も、頭の中では、彼に抱きついて「淋しい」の一言言いたいって、ずっと思ってた…! でも、実際の自分は? 彼のお見送りだっていうのに、一度も目を合わせないまま、ずーっと携帯弄ってる。 なんで?どうしてこうなったの? 愛姫…貴女って子は本当に… 私が不幸になって落ち込む姿が大好きね? 月姫も、私に成り代わって突然発狂したり高笑いし出したりして、私が周囲からおかしい子だって目で見られてるのが、そんなに愉快?
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