24人が本棚に入れています
本棚に追加
6月5日
AM 1:49
無心になって、ただボーっとしてた。
そうしたら、
相変わらず、心の闇の奥深くに堕ちて泣いてるままだけど、
蘭が私に、声を、脳内に伝えて来た…。
『私は、普通の恋愛がしたかっただけなのに…
元々の嫉妬深い性格と独占欲に、マナとルナの破壊的衝動が重なってしまって
折角、念願の彼氏が出来ても、彼女らしく可愛く、上手く甘えられないのは……
私の性格というより…
私が幸せになろうとすると、何故か邪魔をして壊そうとしてくる、この姉妹の影響が高い…
5年経って今頃、ようやく気付いた…。
他の女の子(ひと)と並んで、親しげに話してる後ろ姿を見ただけで…
物凄い絶望感と敗北感を感じてショックで
悲しくて悲しくて…
自分が醜く感じてどうしようもなくて…
ショックで動けないはずの身体が、マナが一瞬私の意識を奪って、勝手に行動に移り…彼の私物に攻撃という八つ当たりをしてしまって……
次の日から、私はとても気まずくて話しかけられないし、自業自得なんだけどやっぱり罪悪感で避けてしまって……
そんな状態が続いたある日、突然の、彼からメールで一言。
“友達に戻ろう”
別れの言葉。
あの時、マナが出て来て余計な事しなければ!
もっと長く付き合えたかもしれないのに…!
その後付き合い始めた新しい彼の時もそう!
白石から別の街に転勤する事になったから、友達数人と、新幹線の駅でお見送り。
もう、会えなくなる彼に、普通の彼女なら、泣くか甘えて抱きついたりとか、別れを惜しんだ行動するはずなのに…
私も、頭の中では、彼に抱きついて「淋しい」の一言言いたいって、ずっと思ってた…!
でも、実際の自分は?
彼のお見送りだっていうのに、一度も目を合わせないまま、ずーっと携帯弄ってる。
なんで?どうしてこうなったの?
愛姫…貴女って子は本当に…
私が不幸になって落ち込む姿が大好きね?
月姫も、私に成り代わって突然発狂したり高笑いし出したりして、私が周囲からおかしい子だって目で見られてるのが、そんなに愉快?
最初のコメントを投稿しよう!