-日常-1

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だから私は、 折角、男性恐怖症が落ち着いて来て、 まだ怖いけど、ちょっと距離離れてなら、普通に話せるようになって、 普通に男の人に恋心持てるようになって 恋愛出来るようになって こんな私にも彼氏が出来て、本当に嬉しかった…幸せだったのに…… 幸せ…掴んだと思ったのに…… また…男の人怖くなっちゃったよ…… “人”に恋する事が、 “人”を愛する事が怖くて トラウマになって…… 幼馴染みや、本当に信頼してるオタク仲間の子や、私が心から敬愛してる数人の人達以外は… とりあえず、第一印象「怖い」 人間が怖い。 だから、動物に愛情を移した。 動物しか愛せなくなった。 もう…人間の異性を愛する事は出来ないと思う…。 ……怖い…… “失恋”があんなに苦しくて痛くて辛いものだと知ってしまったら… 相手からの愛情を感じてる間は安心出来るけど、相手からの愛情が途絶えた時、 それはまさに、真冬の東北の吹雪と同じ。 灯りの無い真っ暗な倉庫の中で、寒さと孤独と暗闇の恐怖に震えてると同じ状態。 でも、そうして私が人間相手の恋愛に臆病になって、怖がっている間に 私の周りの女友達は、次々と幸せを掴んで行って。。。 幼馴染みで一番の親友のミミメちゃんにまで、彼氏が出来たと知った時は… 最高に衝撃食らって、ショックでその場に倒れ込んで、三日三晩涙で枕を濡らして、何もノドを通らなかったな…… それだけ大切な長年の相棒で、パートナーで、姉妹のようで、恋人のような… そんな…大切な人だったから… そんな親友にも彼氏が出来てしまって、いよいよ私は本当に独り身になった…。 相変わらず、動物しか愛せないまま。 人間にも恋してみようと挑戦してみるけど… フラれるのが恐怖で、今の友好関係を失いたくなくて、 結局、何も変えられないまま、23歳にもなってしまった…。 そして、多重人格の発覚。 私……今、なんか…… …すごく、恋したい…かも…… *
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